西林克彦 著
筑摩書房
大学での勉強は、高校までの勉強とはさまざまな違いがあります。これまでの自分の勉強方法が適切だったのかどうか、振り返ってみてください。この本には、大学での高度な授業内容に対応するために心がけるべき勉強法のポイントが述べられています。
マリリン・バーンズ 著
マーサ・ウェストン 絵
左京久代 訳
晶文社
普段とは違った発想・ものの考え方ができるようになるための考える練習をする本です。大学での学問の本質は「どうなっているのか」「なぜそうなるのか」を考えることにあります。覚える勉強ではなく、考える勉強が必要です。そのために、この本でまず頭を柔らかくしてください。
坂井建雄 著
筑摩書房
人体の仕組みを理解する上で、一つ一つの臓器や器官の構造と役割を知ることは大切です。この本では臓器の内部をミクロに見た写真をたくさん使って、その働きについて詳しく説明されています。写真を見るだけでも楽しい一冊です。
伊藤亜紗 著
光文社
目が不自由な人たちはどのように、自分の身の回りのことを感じ取っているのでしょうか?将来、医療に携わる職業につくと、色々な不自由を感じている患者さんに接することもあります。そんなとき、相手の気持ちや状況を察する力も必要となります。この本は、何人もの目が不自由な人にインタビューをしてまとめられたものです。私たちが普段感じ取っている方法とは違う方法で、周りの状況を把握していることがよくわかる一冊です。
荒井ママレ 作
医療原案 富野浩充
コアミックス
薬剤師を主人公としたコミックです。2020年には石原さとみさん主演でテレビドラマ化されました。医療現場での薬剤師の仕事や苦労?などについて、ヒロインの目を通して垣間見られます。
清水茜 作
講談社
薬学部では薬の作用について学びます。体の中の色々な細胞のはたらきを知っていると、薬がどの細胞でどのような作用を示すのか理解しやすいでしょう。コミックでは色々な細胞を擬人化し、体に起きた異常を事件として、細胞がそれぞれの役割を果たして回復する(解決する)様子を描いています。大学の図書館にも蔵書されていますので、入学してから読んでも良いかもしれません。
辰巳渚 著
文藝春秋
初めて一人暮らしを始める人のための一冊です。ご飯をつくったり、洗濯をしたり、ゴミを仕分けして決められた日に出したり、また、具合が悪くなったら病院に連れていってくれたり、今まではお母さんやお父さんがしてくれていたことを全て自分一人でしなければなりません。そんな日々の生活を具体的にどうしたら良いか、すぐ必要となることから順に書かれている本です。
吉本ばなな 著
筑摩書房
大学に入学して、新しい友だちができて、一緒に勉強したり出かけたりして、自分は他の人と違うかもと感じることもあるかもしれません。約50歳の著者が、中学校の時に初めて自分が大人になったと感じたときから、その後、著者の身に起こった大きな問題についてどのように考えたか、また、それを今振り返ってどう思うかについてまとめられている一冊です。
斎藤孝 著
SBクリエイティブ
本を読むことは大事なことだと思っている人は多いと思います。今まであまり読書をしてこなかった人だけでなく、これまでたくさん本を読んできた人にも参考になる、読書の大切さや色々な本の読み方について書かれた一冊です。中盤以降の各章では多数の名著が紹介されています。
20世紀フォックス
電子計算機が普及する前、ロケットの軌道のような複雑な計算は何十人もの人間が分担して行っていて、それをする人たちをコンピュータ(計算手)と呼んでいました。白人と有色人種の分離政策がまだ行われていた1961年のアメリカで、NASAの有人宇宙飛行計画に貢献した黒人女性の計算手を描くノンフィクション映画の本作品では、高い専門能力と強い信念で差別や偏見に立ち向かい、周囲の信頼を勝ち取りながら道を切り開いていく彼女たちの力強い姿が見られます。宇宙開発と薬学では分野が違いますが、これから多くの知識と技能を身に着けて人生を切り開いていこうとしている皆さんに勇気を与えてくれるはずです。
「科学道100冊」は、科学者の生き方や考え方、科学のおもしろさや素晴らしさを伝えるため、理化学研究所(理琲)と編集工学研究所(縮工研)が選んだ書籍を紹介するプロジェクトです。科学に関する多様な視点を得られる良害を見つけることができますので、下記サイトをご覧ください。